MUKU-DATA  飫肥杉ウッドデッキ材(宮崎県産) メーカー:NICE

かねてから、ウェスタンレッドシダーもいいけど杉の赤身のデッキもあってもいんじゃね?
と思っていましたが、最近ナイスさんやチャネルさんなどが取組まれて製品化されているようですので
今日はまず、ナイスさん製造の飫肥杉について。

新潟では杉の赤、これはもう20年ほど前まで競って赤身の木味のいい和室造作がなされていました。
だから杉の「赤」は特別、過去を知る未だ反応する材木屋もまだまだ居るかと思います。
(赤の鴨居(120x45mm)の三面無地=マル特、二面無地=極松、上小節 =赤松
何故かそう呼ばれていましたが、今や市場に在っても1山程度、ほとんど目にしなくなりました。)

鴨居の赤松(上小)を作っている製材所に例えば、
120×30等(45mmでは材積が大きく高くなるし、その厚みは必要ないので)
作れないか?市場を介してお願いした事もあったのですが、赤上小のみっていうのは
なかなか他の造作材の需要がでないと難しいかったのかもしれません。
秋田方面と吉野方面の木では触った感じも吉野方面の方が多くの樹脂分を含んでいます。
あの手の製材工場はほとんど廃業されたところが多いと聞きますが、
吉野のあの赤の鴨居で節~上小節程度のものがあったのなら、よかったのになぁと感じています。

話がそれましたが、
この宮崎県産の飫肥杉、
昔は造船材として使われていたそうで、これもまた他産地の杉に比べると精油成分が多く含まれていますので
その赤身厳選、樹齢は50年以上使用(まぁ50年生以上とかある程度大きくないと赤は取れませんよね)
ですのでデッキとしては理にかなった面白い材と言えます。

定価設定は某レッドシダー取扱メーカーと同じ 立米24万、あとは掛率の違いです。

サイズ
4000 x 90 x 40mm
4000 x 140 x 40mm
4000 x 90 x 90mm
4000 x 90 x 20mm
4000 x 140 x 20mm

別に実加工品として
3950 x 108 x 15 mm 8入
4000 x 140 x 30 mm 3入

のラインナップです。

木を知るメーカーがこのように同じ杉でも材の特徴をよく見極め、
商品化されていく事は喜ばしい事です。
本来、材木屋はこういうことを伝えていかなきゃって思います。

次の機会には
チャネルさんの杉赤(黒?)のデッキをご案内したいと思います。

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